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消費者金融を解約すれば信用情報から登録内容は消える?消えない?

消費者金融を利用する上で必ず知っておきたいのが信用情報のこと。信用情報はローンを組んだり、クレジットカードを作ったりするうえで絶対に欠かせない情報です。

しかし、実際には信用情報について詳しく知らない人が少なくありません。中には信用情報の存在を知らないまま消費者金融を利用している人もいます。きちんとルール通りに毎月返済し、完済してしまえば信用情報にそこまでこだわることはありません。

しかし、返済が遅れるなどの問題を起こしたときその情報が信用情報として登録されてしまうのです。信用情報に問題があると将来お金を借りるのが難しくなってしまいます。この人生を左右するかもしれない信用情報とはどのようなものなのでしょうか。

またこの信用情報は生きている限り消えないのでしょうか。それとも消費者金融を解約すれば消えるのか、そのあたりも詳しくみていきたいと思います。

信用情報は消費者金融審査のカギを握る!

信用情報とはなにかまずは簡単にご説明します。

信用情報とは信用会社か管理する個人のお金に関する情報です。

私たちがローンを組んだり、クレジットカードを作ったりするとその情報が信用情報として記録されます。

信用情報に登録されるのは主に下記の内容です。

  • 氏名、生年月日、住所、電話番号などの個人情報
  • 契約の種類、契約日、貸付日、貸付金額、契約金額など契約に関する情報
  • 入金日、入金予定日、残高、完済日、延滞など返済に関する情報
  • 債権回収、債務整理、保証履行、強制解約、破産申立、債権譲渡など取引に関する情報
  • 申込日や申込商品などの申込に関する情報

以上のような個人の金融情報が信用情報には登録されています。この信用情報はどのような目的で作られ、利用されているのでしょうか。

信用情報を利用して金融機関が個人の信用力をチェックする

この信用情報の使い道ですが、銀行や消費者金融は申込があると申込者の信用情報をチェックして信用できる人物かどうか判断します。

たとえば、返済遅れを繰り返している人や返済の滞納をしている人、債務整理や自己破産歴のある人はお金を返さない人というレッテルを貼られてしまいます。

信用情報に問題がある人が消費者金融の審査に通らないのはそのためです。また信用情報からは他社にどれだけ借入があるか知ることができます。

借入金額や借入件数が多い場合にも審査に影響します。

もちろん審査では信用情報以外にも収入や勤務先もチェックしますが、信用情報は審査を左右する項目であることは間違いありません。これから借入をする人は信用情報に傷を付けないように気をつけましょう。

一度登録された信用情報は消えないの?解約すれば消えるのはホント?

いくら信用情報に傷を付けないように気をつけていても、やむを得ない事情があって返済が遅れてしまったり、複数の借入をしてしまうことはあるでしょう。やたらクレジットカードを沢山持っている人もいますがその情報も登録されています。

気になるのは一度登録された信用情報はもう消えないのかということですが、実はそんなことはありません。いつ登録内容が消えるのかということは内容によります。

消費者金融の契約を解約すれば自動的に登録内容が消えると思っている人もいるようですが、それは間違いです。

登録期間は下記の通りになります。

内容 登録期間
個人情報 契約内容に関する情報等が登録されている期間
契約内容に関する情報 契約継続中及び完済日から5年を超えない期間
返済状況に関する情報 契約継続中及び完済日から5年を超えない期間
取引状況に関する情報 契約継続中及び完済日から5年を超えない期間
申込に関する情報 申込日から6ヵ月を超えない期間
つまり契約に関する内容、返済に関する内容、取引に関する内容は完済後5年ほどは残るということです。またこれらの情報が残っているうちは個人情報も残ります。勘違いしてはいけないのは、信用情報として登録されてから5年ではなく、完済後5年残るということです。

また当然ですが返済が残っているうちは解約はできません。借入はしなくても借入額と利息分を全額に返済するまでは契約は続いているということです。

申込に関する情報だけは申込日から6カ月でなくなります。

消費者金融では 申込ブラックといって一度に複数の申込をする人がいますが、経済的にとても困窮していると思われ審査に不利になると言われています。

この場合は否決だった申込に関しては6カ月ほどで消えますので、再度申込を行う際には申込時期を見極めるといいですね。

自分の信用情報の内容がわからない!問い合わせることはできる?

信用情報が審査の際に大事であること、登録された内容は完済後5年は消えないということはわかりましたが、自分の信用情報の内容がわからないという人はいませんか。実は自分が知らない間に信用情報に問題が起きているケースも稀にあります。

例えばクレジットカードの返済を銀行口座から口座振替にしている場合、残高不足で引き落としができないと返済遅れとなり登録されています。返済が遅れてしまったことに気付いていない人もいるのです。

自分の信用情報を把握できていないと審査準備ができません。そんな人は信用会社に問い合わせることで自分の信用情報を開示してもらうことができます。情報の開示には複雑な手続きはありません。

郵送や窓口の他にもスマートフォンで情報開示の請求ができます。

【情報開示の流れ】

開示申込書と必要書類の提出

本人確認

信用情報の開示・開示書の提供

さらに登録内容の心当たりがない場合には、調査を依頼することもできます。調査依頼を受けると信用会社は対象の金融機関へ調査を依頼します。開示請求には手数料として1000円かかります。調査依頼は無料です。

どうも審査に通りにくいと思ったら信用情報に問題があった、というケースも稀ですがあります。もしも信用情報に問題がある場合には問題を解決してから新たに申込を行うのが賢明です。信用情報を開示することで消費者金融の申込時期を見極めることができます。

注意!信用情報に登録された内容は簡単には消えない!

信用情報は消費者金融の審査を左右する大事なカギを握っています。

信用情報からは個人情報のみならず、契約内容、取引情報、返済情報、申込情報などを知ることができます。これらの情報をもとに、消費者金融をはじめとする金融機関はお金を貸しても問題のない人物かどうか判断しているのです。

信用情報に問題があっても消費者金融を解約すれば消えるのでは?と思っている人は大間違いです。信用情報に登録された内容は完済後5年ほど残ります。これは情報が登録されてから5年ではなく、完済してから5年です。

つまり信用情報はなかなか消えないと考えた方がいいでしょう。信用情報に問題があることでローンやクレジットカードが作りにくくなりますので、お金を借りる時には返済トラブルや多重債務などを抱えないように十分な注意が必要です。

信用情報の内容は将来のライフスタイルにも関わるということを肝に銘じて、安易にお金を借りないこと、借りたらきちんと返すことが大事です。ちなみに自分の信用情報がはっきりわからないという方は信用会社に開示を求めることができます。

消費者金融を利用する際に自分の信用情報を把握しておくことによって審査に対して十分な準備をすることができます。信用情報に自信がない人は審査の通りやすい借入先を選ぶことや審査対策を行うことをおすすめします。

【参考記事】
信用情報は個人の金融履歴!信用情報は開示してもらうこともできる!

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